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預言者Ibrahim

6 / 25 إبراهيم Abraham 60アーヤ

イブラーヒームはクルアーンの偉大な預言者のひとりで、その名を冠したスーラもあります。彼の物語は、真理を探し求めたこと、偶像に立ち向かったこと、アッラーを信頼したことを示しています。

2

偶像を壊す

イブラーヒームは民に、あなたがたがしがみついているこれらの像は何かと尋ねます。民は、父祖たちがそれらを崇拝しているのを見つけたと言います。彼は、最も大きなもの以外をすべて壊し、誰がやったのかと問われると、話せるのならそれに尋ねなさいと言います。彼らは恥じ入ります。

アーヤを表示 (17)

۞ وَلَقَدْ ءَاتَيْنَآ إِبْرَٰهِيمَ رُشْدَهُۥ مِن قَبْلُ وَكُنَّا بِهِۦ عَٰلِمِينَ ﴿٥١﴾

われは以前イブラーヒームに,方正な行いを授けた。われはかれをよく知っている。

إِذْ قَالَ لِأَبِيهِ وَقَوْمِهِۦ مَا هَٰذِهِ ٱلتَّمَاثِيلُ ٱلَّتِىٓ أَنتُمْ لَهَا عَٰكِفُونَ ﴿٥٢﴾

かれが父とかれの人びとに,こう言った時を思いなさい。「あなたがたが崇拝するこれらの偶像は,何ものであるのか。」

قَالُوا۟ وَجَدْنَآ ءَابَآءَنَا لَهَا عَٰبِدِينَ ﴿٥٣﴾

かれらは言った。「わたしたちは,祖先がそれらを崇拝するのを見ました。」

قَالَ لَقَدْ كُنتُمْ أَنتُمْ وَءَابَآؤُكُمْ فِى ضَلَٰلٍۢ مُّبِينٍۢ ﴿٥٤﴾

かれは言った。「あなたがたとあなたがたの祖先は,明らかに誤っていたのである。」

قَالُوٓا۟ أَجِئْتَنَا بِٱلْحَقِّ أَمْ أَنتَ مِنَ ٱللَّٰعِبِينَ ﴿٥٥﴾

かれらは言った。「あなたは真理を(西?)したのですか。それとも戯れる者なのですか。」

قَالَ بَل رَّبُّكُمْ رَبُّ ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضِ ٱلَّذِى فَطَرَهُنَّ وَأَنَا۠ عَلَىٰ ذَٰلِكُم مِّنَ ٱلشَّٰهِدِينَ ﴿٥٦﴾

かれは言った。「そうではない。あなたがたの主は,天と地の主。(無から)それら(天地)を創造された方である。そしてわたしはそれに対する証人の一人である。

وَتَٱللَّهِ لَأَكِيدَنَّ أَصْنَٰمَكُم بَعْدَ أَن تُوَلُّوا۟ مُدْبِرِينَ ﴿٥٧﴾

アッラーに誓って,わたしはあなたがたが背を向けて去った後に,あなたがたの偶像に一つの策をめぐらそう。」

فَجَعَلَهُمْ جُذَٰذًا إِلَّا كَبِيرًۭا لَّهُمْ لَعَلَّهُمْ إِلَيْهِ يَرْجِعُونَ ﴿٥٨﴾

こうしてかれは,必ずかれらがそこに返って来るであろうと(思って),唯一体の巨像を除きそれらを叩き壊した。

قَالُوا۟ مَن فَعَلَ هَٰذَا بِـَٔالِهَتِنَآ إِنَّهُۥ لَمِنَ ٱلظَّٰلِمِينَ ﴿٥٩﴾

かれらは言った。「誰がわたしたちの神々をこうしたのでしょうか。本当にかれは不義な者です。」

قَالُوا۟ سَمِعْنَا فَتًۭى يَذْكُرُهُمْ يُقَالُ لَهُۥٓ إِبْرَٰهِيمُ ﴿٦٠﴾

(或る者が)言った。「わたしたちは,イブラーヒームという若者が,その方々を批判するのを聞いた。」

قَالُوا۟ فَأْتُوا۟ بِهِۦ عَلَىٰٓ أَعْيُنِ ٱلنَّاسِ لَعَلَّهُمْ يَشْهَدُونَ ﴿٦١﴾

かれらは言った。「それなら,その者を入びとの目の前に引き出せ。必ず皆が証言するでしょう。」

قَالُوٓا۟ ءَأَنتَ فَعَلْتَ هَٰذَا بِـَٔالِهَتِنَا يَٰٓإِبْرَٰهِيمُ ﴿٦٢﴾

「イブラーヒームよ,あなたなのですか。わたしたちの神々に対しこのようなことをしたのは。」と一同は言った。

قَالَ بَلْ فَعَلَهُۥ كَبِيرُهُمْ هَٰذَا فَسْـَٔلُوهُمْ إِن كَانُوا۟ يَنطِقُونَ ﴿٦٣﴾

かれは(答えて),「いや,いや,それらの中のこの大きい(偶像)がそれをしたのです。かれらが口が利けるものなら聞いてみなさい。」と言った。

فَرَجَعُوٓا۟ إِلَىٰٓ أَنفُسِهِمْ فَقَالُوٓا۟ إِنَّكُمْ أَنتُمُ ٱلظَّٰلِمُونَ ﴿٦٤﴾

そこでかれらは,自ら(良心に)顧みて(心に)言った。「確かにあなたがた(自身)が悪いのです。」

ثُمَّ نُكِسُوا۟ عَلَىٰ رُءُوسِهِمْ لَقَدْ عَلِمْتَ مَا هَٰٓؤُلَآءِ يَنطِقُونَ ﴿٦٥﴾

間をおいて,かれらはまた翻意し(て言っ)た。「あなたはこれら(神々)の,口が利けないのをよく知っていました。」

قَالَ أَفَتَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ مَا لَا يَنفَعُكُمْ شَيْـًۭٔا وَلَا يَضُرُّكُمْ ﴿٦٦﴾

イブラーヒームは言った。「それならあなたがたは,アッラー以外のものを崇拝するのですか。あなたがたを,少しも益せずまた損わないものを。

أُفٍّۢ لَّكُمْ وَلِمَا تَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ ۖ أَفَلَا تَعْقِلُونَ ﴿٦٧﴾

ああ,情けないことです。あなたがたも,あなたがたがアッラーを差し置いて崇拝するものたちも。あなたがたは,なお悟らないのですか。」

3

火

民は、彼を焼き殺せと言います。アッラーは火に、イブラーヒームに対して冷たく安全なものとなるよう告げられ、彼らは最大の敗者となります。イブラーヒームは、自分は主のもとへ移住すると言い、アッラーは彼にイスハークとヤアクーブを授けられます。

アーヤを表示 (7)

قَالُوا۟ حَرِّقُوهُ وَٱنصُرُوٓا۟ ءَالِهَتَكُمْ إِن كُنتُمْ فَٰعِلِينَ ﴿٦٨﴾

かれらは言った。「どうせやるなら,かれを焼きなさい。そしてあなたがたの神々を救いなさい。」

قُلْنَا يَٰنَارُ كُونِى بَرْدًۭا وَسَلَٰمًا عَلَىٰٓ إِبْرَٰهِيمَ ﴿٦٩﴾

(その時)われは命令した。「火よ,冷たくなれ。イブラーヒームの上に平安あれ。」

وَأَرَادُوا۟ بِهِۦ كَيْدًۭا فَجَعَلْنَٰهُمُ ٱلْأَخْسَرِينَ ﴿٧٠﴾

かれらはかれに対し策動しようとしたが,われはかれらを酷い失敗者にした。

فَمَا كَانَ جَوَابَ قَوْمِهِۦٓ إِلَّآ أَن قَالُوا۟ ٱقْتُلُوهُ أَوْ حَرِّقُوهُ فَأَنجَىٰهُ ٱللَّهُ مِنَ ٱلنَّارِ ۚ إِنَّ فِى ذَٰلِكَ لَءَايَٰتٍۢ لِّقَوْمٍۢ يُؤْمِنُونَ ﴿٢٤﴾

かれ(イブラーヒーム)の民の返答は,只「かれを殺しなさい。焼いてしまいなさい。」と言うだけであった。だがアッラーは,火からかれを御救いなされた。本当にこの中には,信仰する人びとへの印がある。

وَقَالَ إِنَّمَا ٱتَّخَذْتُم مِّن دُونِ ٱللَّهِ أَوْثَٰنًۭا مَّوَدَّةَ بَيْنِكُمْ فِى ٱلْحَيَوٰةِ ٱلدُّنْيَا ۖ ثُمَّ يَوْمَ ٱلْقِيَٰمَةِ يَكْفُرُ بَعْضُكُم بِبَعْضٍۢ وَيَلْعَنُ بَعْضُكُم بَعْضًۭا وَمَأْوَىٰكُمُ ٱلنَّارُ وَمَا لَكُم مِّن نَّٰصِرِينَ ﴿٢٥﴾

またかれは言った。「あなたがたは,現世の生活において,お互いの慈しみとしてアッラーを差し置いて偶像を崇めている。だが復活の日には,あなたがたは互いに(関係を)否認し合い,互いに呪い合うであろう。住まいといえば火獄であり,あなたがたには,どんな救助者もないのである。」

۞ فَـَٔامَنَ لَهُۥ لُوطٌۭ ۘ وَقَالَ إِنِّى مُهَاجِرٌ إِلَىٰ رَبِّىٓ ۖ إِنَّهُۥ هُوَ ٱلْعَزِيزُ ٱلْحَكِيمُ ﴿٢٦﴾

ルートはかれ(イブラーヒーム)を信じた。かれは言った。「わたしは主(の御許)に移り住もう。本当にかれは偉力ならびなく英明であられる。」

وَوَهَبْنَا لَهُۥٓ إِسْحَٰقَ وَيَعْقُوبَ وَجَعَلْنَا فِى ذُرِّيَّتِهِ ٱلنُّبُوَّةَ وَٱلْكِتَٰبَ وَءَاتَيْنَٰهُ أَجْرَهُۥ فِى ٱلدُّنْيَا ۖ وَإِنَّهُۥ فِى ٱلْءَاخِرَةِ لَمِنَ ٱلصَّٰلِحِينَ ﴿٢٧﴾

またわれは,かれにイスハークとヤアコーブ(のような子孫)を授け,その子孫の間に,預言の天分と啓典を授け,現世の報奨をも与えた。来世においてもかれは必ず正義の徒の仲間になろう。

4

聖なる館

イブラーヒームとイスマーイールは館の土台を築き、アッラーがそれを自分たちから受け入れてくださるよう祈ります。イブラーヒームはアッラーに、この町を安全にし、住民に糧を与え、彼らの中から彼らへの使徒を遣わしてくださるよう願います。

アーヤを表示 (12)

وَإِذْ جَعَلْنَا ٱلْبَيْتَ مَثَابَةًۭ لِّلنَّاسِ وَأَمْنًۭا وَٱتَّخِذُوا۟ مِن مَّقَامِ إِبْرَٰهِۦمَ مُصَلًّۭى ۖ وَعَهِدْنَآ إِلَىٰٓ إِبْرَٰهِۦمَ وَإِسْمَٰعِيلَ أَن طَهِّرَا بَيْتِىَ لِلطَّآئِفِينَ وَٱلْعَٰكِفِينَ وَٱلرُّكَّعِ ٱلسُّجُودِ ﴿١٢٥﴾

われが人びとのため,不断に集る場所として,また平安の場として,この家(カアパ)を設けた時を思い起せ。(われは命じた。)「イブラーヒームの(礼拝に)立った所を,あなたがたの礼拝の場としなさい。」またイブラーヒームとイスマーイールに命じた。「あなたがたはこれをタワーフ(回巡)し,イアテカ―フ(御籠り)し,またルクーウ(立礼)し,サジダする者たちのために,わが家を清めなさい。」

وَإِذْ قَالَ إِبْرَٰهِۦمُ رَبِّ ٱجْعَلْ هَٰذَا بَلَدًا ءَامِنًۭا وَٱرْزُقْ أَهْلَهُۥ مِنَ ٱلثَّمَرَٰتِ مَنْ ءَامَنَ مِنْهُم بِٱللَّهِ وَٱلْيَوْمِ ٱلْءَاخِرِ ۖ قَالَ وَمَن كَفَرَ فَأُمَتِّعُهُۥ قَلِيلًۭا ثُمَّ أَضْطَرُّهُۥٓ إِلَىٰ عَذَابِ ٱلنَّارِ ۖ وَبِئْسَ ٱلْمَصِيرُ ﴿١٢٦﴾

イブラーヒームが(祈って)言った。「主よ。ここを平安の町にして下さい。その住民に,果実を御授け下さい。アッラーと最後の日を信じる者のために。」するとかれは仰せられた。「信仰を拒否する者にも,しばしの間楽しみを与えよう。その後かれらを火獄の懲罰に,駆り立てるであろう。何と悪い帰り所であることよ。」

وَإِذْ يَرْفَعُ إِبْرَٰهِۦمُ ٱلْقَوَاعِدَ مِنَ ٱلْبَيْتِ وَإِسْمَٰعِيلُ رَبَّنَا تَقَبَّلْ مِنَّآ ۖ إِنَّكَ أَنتَ ٱلسَّمِيعُ ٱلْعَلِيمُ ﴿١٢٧﴾

それからイブラーヒームとイスマーイールが,その家の礎を定めた時のこと。(その時二人は言った。)「主よ,わたしたちから(この奉仕を)受け入れて下さい。本当にあなたは全聴にして全知であられる。

رَبَّنَا وَٱجْعَلْنَا مُسْلِمَيْنِ لَكَ وَمِن ذُرِّيَّتِنَآ أُمَّةًۭ مُّسْلِمَةًۭ لَّكَ وَأَرِنَا مَنَاسِكَنَا وَتُبْ عَلَيْنَآ ۖ إِنَّكَ أَنتَ ٱلتَّوَّابُ ٱلرَّحِيمُ ﴿١٢٨﴾

主よ,わたしたち両人を,あなたに服従,帰依する者〔ムスリム〕にして下さい。またわたしたちの子孫をも,あなたに服従,帰依する民〔ウンマ〕にして下さい。わたしたちに祭儀を示し,哀れみを与えて下さい。あなたは度々許される方,慈悲深い方であられる。

رَبَّنَا وَٱبْعَثْ فِيهِمْ رَسُولًۭا مِّنْهُمْ يَتْلُوا۟ عَلَيْهِمْ ءَايَٰتِكَ وَيُعَلِّمُهُمُ ٱلْكِتَٰبَ وَٱلْحِكْمَةَ وَيُزَكِّيهِمْ ۚ إِنَّكَ أَنتَ ٱلْعَزِيزُ ٱلْحَكِيمُ ﴿١٢٩﴾

主よ,かれらの間にあなたの印を読誦させ啓典と英知を教え,かれらを清める使徒をかれらの中から遣わして下さい。本当にあなたは偉大にして英明な方であられる。」

وَإِذْ قَالَ إِبْرَٰهِيمُ رَبِّ ٱجْعَلْ هَٰذَا ٱلْبَلَدَ ءَامِنًۭا وَٱجْنُبْنِى وَبَنِىَّ أَن نَّعْبُدَ ٱلْأَصْنَامَ ﴿٣٥﴾

イブラーヒームが(こう祈って)言った時を思え。「主よ,この町を安泰にして下さい。またわたしと子孫を偶像崇拝から遠ざけて下さい。

رَبِّ إِنَّهُنَّ أَضْلَلْنَ كَثِيرًۭا مِّنَ ٱلنَّاسِ ۖ فَمَن تَبِعَنِى فَإِنَّهُۥ مِنِّى ۖ وَمَنْ عَصَانِى فَإِنَّكَ غَفُورٌۭ رَّحِيمٌۭ ﴿٣٦﴾

主よ,かれらは人びとの多くを迷わせました。わたし(の道)に従う者は,本当にわたしの身内であります。わたしに従わない者は……だがあなたは度々御許しなされる方,慈悲深い方であられます。

رَّبَّنَآ إِنِّىٓ أَسْكَنتُ مِن ذُرِّيَّتِى بِوَادٍ غَيْرِ ذِى زَرْعٍ عِندَ بَيْتِكَ ٱلْمُحَرَّمِ رَبَّنَا لِيُقِيمُوا۟ ٱلصَّلَوٰةَ فَٱجْعَلْ أَفْـِٔدَةًۭ مِّنَ ٱلنَّاسِ تَهْوِىٓ إِلَيْهِمْ وَٱرْزُقْهُم مِّنَ ٱلثَّمَرَٰتِ لَعَلَّهُمْ يَشْكُرُونَ ﴿٣٧﴾

主よ,わたしは子孫のある者をあなたの聖なる館の側の耕せない谷間に住まわせました。主よ,かれらに礼拝の務めを守らせて下さい。そうすれば人びとの心をかれらに引き付けるでしょう。またかれらに果実を御授け下さい。きっとかれらは感謝するでしょう。

رَبَّنَآ إِنَّكَ تَعْلَمُ مَا نُخْفِى وَمَا نُعْلِنُ ۗ وَمَا يَخْفَىٰ عَلَى ٱللَّهِ مِن شَىْءٍۢ فِى ٱلْأَرْضِ وَلَا فِى ٱلسَّمَآءِ ﴿٣٨﴾

主よ,本当にあなたは,わたしたちが隠すことも現わすことも知っておられます。また地にも天にも,アッラーに対し何も隠されたものはありません。

ٱلْحَمْدُ لِلَّهِ ٱلَّذِى وَهَبَ لِى عَلَى ٱلْكِبَرِ إِسْمَٰعِيلَ وَإِسْحَٰقَ ۚ إِنَّ رَبِّى لَسَمِيعُ ٱلدُّعَآءِ ﴿٣٩﴾

老年なのに,わたしにイスマーイールとイスハークを授けられた方,アッラーを讃えます。本当にわたしの主は,祈りを御聞き届け下さる方です。

رَبِّ ٱجْعَلْنِى مُقِيمَ ٱلصَّلَوٰةِ وَمِن ذُرِّيَّتِى ۚ رَبَّنَا وَتَقَبَّلْ دُعَآءِ ﴿٤٠﴾

主よ,わたしとわたしの子孫たちを,礼拝の務めを守る者にして下さい。主よ,わたしの祈りを御受け下さい。

رَبَّنَا ٱغْفِرْ لِى وَلِوَٰلِدَىَّ وَلِلْمُؤْمِنِينَ يَوْمَ يَقُومُ ٱلْحِسَابُ ﴿٤١﴾

主よ,清算が確定する日には,わたしと両親そして(凡ての)信者たちを,御赦し下さい。」

5

大きな試練

イブラーヒームは、寛容な息子の吉報を与えられます。その少年が彼とともに働ける年頃になったとき、イブラーヒームは、彼を犠牲にする夢を見たと言います。息子は、命じられたとおりにしてください、自分は耐え忍びますと言います。二人が従ったとき、アッラーはイブラーヒームに呼びかけ、少年を偉大な犠牲で贖われます。クルアーンはこの箇所で息子の名前を挙げておらず、学者たちの間でそれが誰であったかについて見解が分かれています。

アーヤを表示 (13)

وَقَالَ إِنِّى ذَاهِبٌ إِلَىٰ رَبِّى سَيَهْدِينِ ﴿٩٩﴾

かれは言った。「わたしは主の御許に行こう。必ずわたしを導かれるであろう。

رَبِّ هَبْ لِى مِنَ ٱلصَّٰلِحِينَ ﴿١٠٠﴾

主よ,正しい人物になるような(息子)を,わたしに御授け下さい。」

فَبَشَّرْنَٰهُ بِغُلَٰمٍ حَلِيمٍۢ ﴿١٠١﴾

それでわれは,優しい思いやりのある男児を(授けるという)昔報を伝えた。

فَلَمَّا بَلَغَ مَعَهُ ٱلسَّعْىَ قَالَ يَٰبُنَىَّ إِنِّىٓ أَرَىٰ فِى ٱلْمَنَامِ أَنِّىٓ أَذْبَحُكَ فَٱنظُرْ مَاذَا تَرَىٰ ۚ قَالَ يَٰٓأَبَتِ ٱفْعَلْ مَا تُؤْمَرُ ۖ سَتَجِدُنِىٓ إِن شَآءَ ٱللَّهُ مِنَ ٱلصَّٰبِرِينَ ﴿١٠٢﴾

(この子が)かれと共に働く年頃になった時,かれは言った。「息子よ,わたしはあなたを犠牲に捧げる夢を見ました。さあ,あなたはどう考えるのですか。」かれは(答えて)言った。「父よ,あなたが命じられたようにして下さい。もしアッラーが御望みならば,わたしが耐え忍ぶことが御分りでしょう。」

فَلَمَّآ أَسْلَمَا وَتَلَّهُۥ لِلْجَبِينِ ﴿١٠٣﴾

そこでかれら両人は(命令に)服して,かれ(子供)が額を(地に付け)うつ伏せになった時,

وَنَٰدَيْنَٰهُ أَن يَٰٓإِبْرَٰهِيمُ ﴿١٠٤﴾

われは告げた。「イブラーヒームよ。

قَدْ صَدَّقْتَ ٱلرُّءْيَآ ۚ إِنَّا كَذَٰلِكَ نَجْزِى ٱلْمُحْسِنِينَ ﴿١٠٥﴾

あなたは確かにあの夢を実践した。本当にわれは,このように正しい行いをする者に報いる。

إِنَّ هَٰذَا لَهُوَ ٱلْبَلَٰٓؤُا۟ ٱلْمُبِينُ ﴿١٠٦﴾

これは明らかに試みであった。」

وَفَدَيْنَٰهُ بِذِبْحٍ عَظِيمٍۢ ﴿١٠٧﴾

われは大きな犠牲でかれを贖い,

وَتَرَكْنَا عَلَيْهِ فِى ٱلْءَاخِرِينَ ﴿١٠٨﴾

末永くかれのために(この祝福を)留めた。

سَلَٰمٌ عَلَىٰٓ إِبْرَٰهِيمَ ﴿١٠٩﴾

「イブラーヒームに平安あれ。」(と言って)。

كَذَٰلِكَ نَجْزِى ٱلْمُحْسِنِينَ ﴿١١٠﴾

このようにわれは,正しい行いをする者に報いる。

إِنَّهُۥ مِنْ عِبَادِنَا ٱلْمُؤْمِنِينَ ﴿١١١﴾

本当にかれは,わが信心深いしもべであった。

6

吉報を携えた客人

使者たちがイブラーヒームのもとに平安の挨拶とともにやって来て、彼は焼いた子牛を持って来ます。彼らの手がそれに伸びないので、彼は恐れを感じます。彼らは、恐れないように、自分たちはルートの民に遣わされたのだと告げ、彼の妻にイスハーク、そしてその後のヤアクーブの吉報を伝えます。

アーヤを表示 (5)

وَلَقَدْ جَآءَتْ رُسُلُنَآ إِبْرَٰهِيمَ بِٱلْبُشْرَىٰ قَالُوا۟ سَلَٰمًۭا ۖ قَالَ سَلَٰمٌۭ ۖ فَمَا لَبِثَ أَن جَآءَ بِعِجْلٍ حَنِيذٍۢ ﴿٦٩﴾

わが使徒たちが,イブラーヒームの許に来て,吉報を(声?)した。かれらは,「平安あれ。」と言い,かれも,「平安あれ。」と答え,時を移さず,焼いた仔牛で持て成した。

فَلَمَّا رَءَآ أَيْدِيَهُمْ لَا تَصِلُ إِلَيْهِ نَكِرَهُمْ وَأَوْجَسَ مِنْهُمْ خِيفَةًۭ ۚ قَالُوا۟ لَا تَخَفْ إِنَّآ أُرْسِلْنَآ إِلَىٰ قَوْمِ لُوطٍۢ ﴿٧٠﴾

だがかれらの手がそれに伸びないのを見て,かれは不安に感じ,かれらに恐れを抱いた。かれらは言った。「恐れてはならない,実はわたしたちは,ルートの民に遣わされた者である。」

وَٱمْرَأَتُهُۥ قَآئِمَةٌۭ فَضَحِكَتْ فَبَشَّرْنَٰهَا بِإِسْحَٰقَ وَمِن وَرَآءِ إِسْحَٰقَ يَعْقُوبَ ﴿٧١﴾

その時,かれ(イブラーヒーム)の妻が立っていて,笑ったので,われはかの女にイスハークのこと,イスハークの後,ヤアコーブの(産れる)吉報を伝えた。

قَالَتْ يَٰوَيْلَتَىٰٓ ءَأَلِدُ وَأَنَا۠ عَجُوزٌۭ وَهَٰذَا بَعْلِى شَيْخًا ۖ إِنَّ هَٰذَا لَشَىْءٌ عَجِيبٌۭ ﴿٧٢﴾

かの女は言った。「ああ,情ない,わたしは老婦人であり,この夫も老人なのに(子が)産めましょうか。本当にこれは不思議なことです。」

قَالُوٓا۟ أَتَعْجَبِينَ مِنْ أَمْرِ ٱللَّهِ ۖ رَحْمَتُ ٱللَّهِ وَبَرَكَٰتُهُۥ عَلَيْكُمْ أَهْلَ ٱلْبَيْتِ ۚ إِنَّهُۥ حَمِيدٌۭ مَّجِيدٌۭ ﴿٧٣﴾

かれらは言った。「おお,この家の人びとよ,あなたがたは,アッラーの命令に驚くのか。アッラーの慈悲と祝福があなたがたの上にあるように。本当にかれは讃美すべき方,栄光に満ちた方であられる。」

この物語はクルアーンだけにもとづいています。ほかの書物の細部は加えていません。

アラビア語テキスト: ウスマーン書体。翻訳: Ryoichi Mita。

預言者たちについての質問

預言者Ibrahimとはどのような方でしたか?

イブラーヒームはクルアーンの偉大な預言者のひとりで、その名を冠したスーラもあります。彼の物語は、真理を探し求めたこと、偶像に立ち向かったこと、アッラーを信頼したことを示しています。

Ibrahimの物語はクルアーンのどこにありますか?

Al-An'am 6:74–79, Al-Anbiya 21:51–67, Al-Anbiya 21:68–70, Al-'Ankabut 29:24–27, Al-Baqarah 2:125–129, Ibrahim 14:35–41, As-Saffat 37:99–111, Hud 11:69–73にあります。このページでは、これらのアーヤをアラビア語とあなたの言語で表示しています。

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